世界の言語の中でも習得が難しいとされる日本語。自称言語オタクですでに多くの外国語をマスターしたという動画主が、自身の体験を織り交ぜながら日本語習得の難しさを解説していました。
(以下、動画の大意)
日本語を書くのはとんでもなく難しいぞ!
僕は言語オタクだ。これまで世界中の言語をマスターしてきた。
その僕が最初に日本語のテキストとして選んだのは図書館で見つけた分厚い「現代日本語文法」という本だった。
僕は家に帰るなり興奮しながら本を開けてみた。
そこには、「いかにも日本!」という雰囲気の見慣れない文字が並んでいた。
ちゃんとマスターできるだろうかという悲観的な自分が脳内に現れたが、同時に楽観的な自分が現れ、その不安を打ち消してくれた。
ひらがなに関してはいろんな例外もあり、それなりに苦労したが、なんとかマスターできた。
これでオーケーかと思ったがそうではなかった。そこにはもうひとつ別の文字があった。
カタカナだ。しかしカタカナは基本的にひらがなと同じだ。これもなんとかクリアできた。
ところがだ。ここにもうひとつ厄介な、それも最強の挑戦者が待ち受けていた。
漢字だ。
漢字は中国から日本に伝わった文字だ。
日本語は、ひらがな、カタカナ、そしてこの漢字を加えた三つの文字を使って組み立てられる。
しかし漢字は5万字以上もある。それをみな覚えろってのか?
いや大丈夫だ。実際には「教育漢字」と呼ばれる1006文字さえ覚えればとりあえず基本的な読み書きはできるようになる。
しかも漢字はどんな複雑なものでも分解すれば、いくつかの基本的な部分の組み合わせでできているので、一歩ずつ学んでいけばなんとかなる。
しかし日本語の漢字には厄介なことがある。発音がいくつもあることだ。
これは中国から漢字を輸入した際の事情などもからんでいるのだが、このあたりについては次回、詳しく説明しよう。
(以下、コメント)
●僕は、日本語を最初の第二外国語に選んだけど、とくに問題なく学んでいるよ。もっとも小さい頃、ちょっとだけ日本語に触れていたせいもあるけどね。この動画が言っていることは嘘だよ。僕からみればむしろ韓国語の方が難しい。あの(ハングル)文字が単調すぎて見ていると頭が痛くなってくるんだよ。読んでいるうちに失読症にかかってしまうんだ。
●ひらがなは全然難しくないよ。ひらがなだけなら僕は一ヶ月ほどでマスターした。もっともその後、学ぶ意欲がなくなっちゃったんでそれほど深入りはしてないんだけど‥。それでもひらがな、カタカナ、それといくつかの漢字やちょっとした文法など基本的なところはマスターできたよ。
●(ひらがなやカタカナなどの)表音文字は現代にマッチしているけど、(漢字のような)表意文字は柔軟性に欠けており、現代社会では使いづらいところがあるよね。
●覚えてしまえばそれほど難しくないよ。むしろ英語より簡単だと思うな。
●僕の先生はひらがなとカタカナはローマン体とイタリック体の違いのようなものだって教えてくれたよ。実際その使い分けは書く人の自由裁量なんだって。
●常用漢字は2168文字だ。ひらがなとカタカナと同様、初学者はこれから逃げることはできないぞ。もっともやってみればわかるけど思ったほど難しくないものだよ。もっとも簡単でもないけどね。
●自分もいま日本語を勉強しているところだ。とくに難しいとは思わないけど、それでも3つも違う文字があるのにはやっぱり面食らってしまう。一番ややこしいのはそこだね。
●日本語と中国語を学んでいる身から言わせてもらえば、中国語の方が難しいと思う。理由は中国語には「プランB」がないからさ。その点、日本語には漢字を忘れてもひらがな、カタカナという代案があるところがいい。
●僕は日本語をしばらく勉強したけど、結局投げ出しちゃったよ。あの文字の外観と意味、そして発音との間にどんな関係があるのかさっぱり理解できなかったんだ。それに文字が三種類もあるなんてあまりに馬鹿げているよ。
●正直いうと、ひらがなとカタカナは楽勝だよ。しかし問題は漢字だ。あれは手強いぞ!
●わたしは今ひらがなと漢字を勉強しているわ。一番のお気に入りは「姫」という漢字よ。プリンセスという意味よ。これって、いかにも重厚なドアの後ろに女性が隠れているようにみえない?
●漢字は中国から輸入したんだろ? だったら難しいのは日本語じゃなくて中国語だってことになるんじゃないの?
●ジャップどもは韓国から漢字を輸入した(紀元370年、百済の時代だ)
●つまり日本人が頭がいいのはこのせいだな。幼少の頃からこのとんでもなく難しい日本語で脳みそを鍛えているわけだからな。
(以上です)