面白い? 退屈? 中国のコマーシャルに海外から寄せられる賛否両論の嵐

ネット上で話題になっていた中国のコマーシャルをご紹介します。「10の面白い中国の広告」というタイトルですが、コメントをみるとどちらかといえば「退屈だ」「面白くない」という否定的なものが多いようでした。ここではそこそこ面白いと個人的に思ったふたつの作品を抜き出してみましたが、その他の作品はたしかにいまひとつな感は拭えませんでした。

 

■滴滴出行(配車サービス)


あ、用事があったんだわ!


あ、俺もだ!


バイバイ!


より正確な写真が必要ですか? 私たち滴滴出行のドライバーは全員顔認証を済ませています。

 

 

■滴滴出行(配車サービス)


パパ、ママ、この人が陳さんよ


君はどこの大学を卒業したんだね?


ウイットキン大学です。


ほお‥


お住まいは?


自宅を所有しています。


(持家があるのね‥)


(さりげなく写真を見せる彼氏)


(なんと!ジャック・マーじゃないか?)


パパ、良さそうな人じゃない?


(さりげなくメルセデス・ベンツのキーを出す)


(さりげなくカードを見せびらかす)


ウエイター!メニューを持ってきてくれ!


お客様の安心のためなら私たちは妥協いたしません。


私たち滴滴出行のドライバーには三つの証明書の提出を義務づけています。

 

 

(以下コメント)

●中国人にはユーモアのセンスが欠けているように思う。

●ハハ、政治的な正しさに縛られている西洋人より中国人はよほど自由奔放なコマーシャルを作っているね。中国人はそのうち世界の広告市場を征服してしまうだろう。

●ハリウッドが牛耳るアメリカでは中国人といえば貧しい農民のイメージでしか描かれないんだが‥

●これはまったくその通りだよ。以前つきあっていたアジア人女性は僕の銀行口座やらなにやらそんなものばかり見たがっていた。

●ほとんどがお金にまつわるストーリーだね。

●中国人として断言するが、こんなのさっぱり面白くないし、そもそもこれまでこんなコマーシャルを見たことないぞ。これは間違いなく滴滴出行からお金をもらっている動画だ。

●中国という国全体が拝金主義に陥っていることがわかるな。

●悲しいほどに退屈なコマーシャルだ。

●実際に二人の女性が殺されたわけで、このコマーシャルは嘘だ。
(訳者注:以前、滴滴出行の配車サービスを利用した女性が殺害された事件をさしています)

●共産党政権のせいで中国の広告は世界でも最低レベルだ。もしこれを面白いと思う奴がいたなら、そいつはちゃんとした広告を見たことがないやつだろう。

●抑圧、嘘、仕事への偏見、苦痛と悩み、これのどこが面白いんだよ?

●最後のひとつは面白いよ。

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